学びを実践に繋げたい《森 達也さん》
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森 達也 さん大学院学校教育研究科修士課程人間発達教育専攻 幼年教育・発達支援コース |
大学を卒業して4年間、幼稚園と認定こども園で働いて大学院へ進学をしました。
すごく真面目だったとは思いませんが、それなりに勉強して保育教諭になったつもりでした。でも、現場に出て1年目の時、「大学で学んだことが活きた!」と思ったことがあんまりなくて、結局現場で経験して学んだことや教えてもらったことが、自分の保育の礎になっていました。逆に、現場で疑問や悩みが出た時に、「あの時講義で聞いたやつ!」と講義の内容と繋がって、「もっと具体的なことを聞いておけば...」と後悔したことが多かったです。そんなモヤモヤが溜まって、「今勉強したら、すごく知識と実践とが繋がるんじゃないか?」と考えて、大学院に進学をしました。
大学院に進学してもうすぐ1年になります。進学前の予想通り、講義やゼミで保育のことを考える時、自分に現場を見ていた経験があることがとても大きく、知識から実践へのイメージがやりやすいです。新しい知見を得て、「僕ならこうするかなぁ」と考えることができて、現場に戻りたい気持ちが強くなることもしばしば。今は自分の経験の中に納まりすぎているところがあるので、今後はそこから脱却できるように、と思います。