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在学生からの大学生活短信

「感謝」を胸に,大学院での「学び」を高める 《小川 雄太さん》

ogawa 1_1.jpg 小川 雄太 さん

大学院学校教育研究科専門職学位課程(教職大学院)
教育実践高度化専攻
授業実践開発コース

私は,兵庫県内にある公立高校の地理歴史科教員であり,兵庫県教育委員会からの派遣により専門職学位課程(教職大学院)の授業実践開発コースで学んでいます。私がこの兵庫教育大学の教職大学院で学ぶ機会に恵まれたのは,偏に現任校の理解や支えがあったお陰であり,現任校の管理職の先生をはじめ,全ての職員の方に心から「感謝」しています。

教職大学院の授業実践開発コース所属の院生は,主に現職教員と学部新卒者です。現職教員は,全国各地から派遣され,校種(小・中・高)も違えば教科も違う人が集っており,それぞれが「わかる授業づくり」を目標に教育実践課題に取り組んでいます。校種・教科が違うということは,それぞれの立つ土台が違うことを意味し,コース内の先生方と意見を交わすことで,新たな発見や驚きがあり,これまで自分が持っていた教育や授業に対する見方・考え方とは違った,新たな見方・考え方を身に付けることができています。
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教職大学院の共通基礎科目では,授業実践開発コース以外の学校経営コースや生徒指導実践開発コース所属の現職教員と共に学ぶ時間が数多くあり,そこでは全国各地から学びにきている学校管理職や教育行政職の経験のある先生方とも交流することができ,学校単位から市町村・都道府県単位で教育を俯瞰する視点が自然と生まれると共に,他府県における教育との相違も知ることができています。

また,私の所属する研究室では,小学校教員を念頭においた,花や野菜を栽培する農作業など自然と触れ合う体験活動を特に重視しており,高校の地理歴史科の教員である私にとっては,現場の学校では経験することできない,大変貴重なものとなっています。

教職大学院における「学び」の最上位に位置づけられるのは,自らの課題に対する研究ではあると思いますが,先に述べたように,多くの先生方と知り合うこと自体も大きな要素であり,先生方との意見交換を通して,自らの見識を広げることも教職大学院での「学び」の一つだと考えています。また,兵庫教育大学周辺の豊かな自然と触れ合うことも私にとっては貴重な「学び」となっています。この2年間の教職大学院での「学び」をさらに高め,私の派遣に際して配慮をいただいた現任校や兵庫県に還元できるよう,「感謝」の気持ちを忘れず,日々精進していく所存です。

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