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在学生からの大学生活短信

僕にとっての「特別支援教育」 《名村 嘉将さん》

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名村 嘉将 さん

大学院学校教育研究科修士課程
特別支援教育専攻
特別支援教育コーディネーターコース

「特別支援教育」。現在大学生の皆さんは当然のように聞いたことがある言葉でしょう。そのくらい特別支援教育という言葉が浸透してきたのだと嬉しくなります。しかし、僕は特別支援教育という言葉を初任の時に初めて知りました。「特別支援教育って一体何だ?そんなよく分からないことより、子ども達と共に笑い、共に成長していくことこそ教師に大切なことじゃないか」。そんなことだけを考えて過ごしていたあの頃を思い出します。

指示が通らない。話の途中で質問する。おしゃべりをする。落ち着きがなく常に動く。手遊びをする。気にいらないことがあるとパニックになる。すぐにけんかを始める・・・。初任の時の僕の教室です。必然的に教室はざわつき、何をするにも落ち着かない雰囲気。僕は常に焦り、苛つき、子どもを叱ることもしばしばありました。「こんなはずじゃないのに・・・子ども達が悪いんだ」。今考えると恥ずかしく、恐ろしいことを考えることもありました。

やっとの思いで1年間を終え、その後の経験を重ねる中で「子ども達が悪いのではない。僕が悪いんだ」と考えるようになりました。同時に「何であのような行動をしてしまうのだろう?どのようにすればもっと良くなるのだろう?」と考えるようになりました。そう考え出して初めて「特別支援教育」と正面から向き合うようになりました。
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そんな僕は現在縁あって、「特別支援教育コーディネーターコース」で学ばせてもらっています。「特別支援教育は子ども達のためだけれど、自分の教師人生や人生を考える上でも必要不可欠なこと。この自分の気付きや学びを一緒に働く先生方にも広げていきたい。そのために、もっと深く学びたい」。これが僕にとっての「特別支援教育」です。

この2年間で学んだり得たりしたことを、現場に帰って還元することができるように、苦しみながら、深く考えながら、実践しながら、支えられながら、2年間精一杯頑張ろうと思っています。






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