文化を基軸とする社会系教育の構築 《關 浩和さん他修了生15名》
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著者 |
關 浩和教科・領域教育専攻 社会系コース平成2年3月修了(第9期) 他 修了生15名 |
発行 | 風間書房 | |
サイズ | A5判・308頁 | |
発行年月 | 2017年3月発行 |
著者・著書の紹介
グローバル社会の進展のもとで、日本人としてのアイデンティティの形成と国際的視野の形成を視野に入れて、「文化価値理解」、「文化価値形成」、「文化価値創造」という三つの方向性を示しながら、文化を基軸とする社会系教育の授業開発や教材化のあり方を提案する。
目次
はじめに(峯岸由治)
第Ⅰ章 文化を基軸とする社会系教育の実践とその意義(中村 哲)
第Ⅱ章 文化価値理解を意図する社会系教育実践
第1節 小学校社会科歴史学習における日本の「包み文化」の教材化(關 浩和)
第2節 小学校社会科における伝統文化教材に関する授業開発(大畑健実)
第3節 小学校社会科教科書における「伝統と文化」に関する内容の構成(西村康幸)
第4節 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の基本的性格と課題(西村公孝)
第5節 定時制高校におけるアクティブ・ラーニングを用いた「文化価値理解」を図る地理単元の授業実践(安田博貴)
第6節 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する新たな教材化の試み(森 一郎)
第Ⅲ章 文化価値形成を意図する社会系教育実践
第1節 地域への愛着形成を意図する伝統文化教材の授業構成(峯岸由治)
第2節 ESD的価値形成を意図した社会科「文化学習」の授業開発(松岡 靖)
第3節 郷土の「偉人」を顕彰する教育実践とその現代的意義(西裏慎司)
第4節 文化価値形成を図る小学校社会科の授業開発(馬野範雄)
第5節 高等学校公民科「あるがままの命の価値を肯定する生命倫理」の単元計画と授業実践(石原 純)
第Ⅳ章 文化価値創造を意図する社会系教育実践
第1節 グローバルな東西文化の融合の視点に基づく「有田焼」の教材化(松井克行)
第2節 秋田県のふるさと教育の性格と実践(金 利紀)
第3節 愛媛県南予地域の学校における伝統文化「文楽」の教育活動と教育的意義(岡崎 均)
第4節 新たな生活文化の創造に結びつく博物館の文化体験学習(向井隆盛)
第5節 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科の授業実践(小林 隆)
第Ⅴ章 文化を基軸とする社会系教育の進展(中村 哲)
おわりに (關 浩和)