【大学生活短信】『楽しむ』《堂本 彬菜さん》
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堂本 彬菜 さん大学院学校教育研究科修士課程 |
私は、他大学で初等教育を中心に教育について学びました。その傍ら中学の部活動で始めたフルートの勉強にも取り組んできました。大学卒業を控え「4年間学んできた教育の学びをさらに深めたい。でも音楽も専門的に勉強したい」そんな思いから大学院への進学を決めました。
しかし、入学してからの数か月は音楽との向き合い方が分からず非常に悩みました。「他の人より上手に演奏して認めてもらいたい」「いい成績取って何か結果を残さないと」そんなことばかり考えてしまい、音楽だけでなく次第に無力な自分自身も嫌いになりました。 前期では先生方や同期に講義や院生活においてたくさん助けてもらいました。それをきっかけに自分を見つめ直し、人の評価のために頑張るのではなく自分が本当にしたいこと、演奏するにあたりどのように表現したいのかを一番に考え、音楽を作り上げる過程を楽しむことができるようになりました。物事に取り組むにあたり「楽しいな」「いいな」と思う気持ちを持つことの大切さを改めて実感しました。
今後は吹奏楽・マーチング指導などで子ども達のよさを引き出し、自信をもってもらえるように導くことが私の目標です。大学院生活も残すところ1年数か月となりました。これからも自分を大事にしながら今できることを一生懸命頑張りたいと思います。