「腹式呼吸の落とし穴〜学校教育の発声指導を見直すセミナー」のご案内
小・中・高の学校教育における発声指導に警鐘を鳴らします!
小学校では、近年あまり執拗には言われなくなったように思いますが、中学、高校の合唱指導でごく一般的に先生方が指導されるのは、お腹で支えて、大量に空気を送り出す発声、いわゆる腹式呼吸です。
先生方は、声がどのように作られているかを理解した上で、指導されていますか?
お腹で支えると、筋肉の連動で必然的に喉に力が入り安く、大量に空気を送り出すと、声帯は触れ合うことを阻まれ、音を作りにくくなります。
息ばかり出て、音にならないので、音にするために、また喉に力を入れる。
その結果、そういった発声が癖になり、大人になった頃には、喉に痛みを感じたり、声が出にくかったりと、とても効率の悪い歌い方になる方がたくさんいらっしゃいます。
私のレッスンに来られる20代から60代または70代の大人の方の大半が、小中高の学校教育で、或いは大学の声楽指導で、お腹で支えること、そして大量の空気を送り出すことを習い、そのおかげで、歌うのに大きな弊害を感じられた方たちばかりなのです。
強い声帯を生まれ持った人間は問題は無いかもしれませんが、繊細な、か弱い声帯を持って生まれた人間は、その指導では、大人になるにつれて、そして歳を重ねるにつれて、かなり辛い思いをするのです。
子供たちの声帯は、話し声の時と同じ、必要最小限の触れ合い方を知っています。
そして響きを作るための空洞もたくさん存在している状態です。
ですから、その邪魔となる、お腹で支えることと、大量の空気を送り出すことを、特に声帯がまだ十分に成長できていない子供の段階では、やめさせていただきたいのです。
ではどのようにすれば、子供たちが楽に歌え、音程も良くなり、おまけに音量も出せる、そして大人になっても、おまけに何歳になっても歌うことを楽しめる、良いクセを付けてあげることができるのでしょうか?
その辺りを、兵庫教育大卒業後、ロサンゼルスで5年間学んだ私が、的確にアドバイスさせていただきます。皆さんどうぞこぞってご参加ください。
一緒に日本の常識を変えていきましょう。
*と き:2020年4月29日(水・祝) 13時から15時
*ところ:神戸市東灘区岡本3-12-5 スカラ音楽教室(神戸阪急岡本駅より西へ徒歩7分)
*参加費:4,000円
*申込先:naturalvocal@gmail.com
メールにてお申込みください。
*定 員:30名 (申し込み多数の場合は会場を変更する可能性あり)
*講 師:ナチュラルボーカルアカデミー ボイストレーナー 森 宏子(学部卒業生:第8期)
*H P: https://natural-vocal.com/
*ブログ: http://naturalvocal.jugem.jp/