【大学生活短信】『やっとここまで辿り着きました♪』《吉岡 礼子 さん》

吉岡　礼子　さん 大学院学校教育研究科 修士課程 人間発達教育専攻 芸術表現系教育コース（音楽）

私は、芸術表現系教育コース（音楽）の吉岡礼子です。人生で一度は音環境に触れてみたくて、ここへ来ました。私は、譜面を読むことが苦手で、聴き取った音を自己流にアレンジして演奏することが好きです。毎週金曜日の3限にある鍵盤の授業では、身体に染み付いた指番号と不確かな記憶で練習に励んでいます。それでも先生は、私の現状に応じたアドバイスをしてくださります。この時間は、自分自身の課題と向き合うための充実した時間を送ることができています。

先日は、退職金で中古のトランペットを購入しました。ピアノもそうですが、西洋楽器だけではなく、手に取るあらゆる楽器が演奏できるようになりたいと思っています。本校では、先生方からは優しくダイナミックなご指導をいただいています。また、学友たちもそれぞれ様々な経験を経てここに集っています。この春から始まった刺激的な大学院生活を大いにエンジョイしています。

私は、看護学校を卒業した後、奨学金の返済もあり、6年ほど看護師として働いていました。所属していたのは、回復期リハビリテーション科、重症心身障がい児者病棟、消化器内科（緩和ケア病棟）、そして地域包括支援病棟です。やっとのことでたどり着いたこの学舎で皆さんと共に励まし合いながら研究を深めていけたらと思っています。