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「子どもの発達を支える」取り組みを行っています 《原 康行さん》

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原 康行 さん

大学院学校教育研究科修士課程
特別支援教育専攻
障害科学コース

僕の所属する井澤ゼミでは、加東市が行っている「障害児等保育支援事業」と連携し、発達や行動が気になる保育園児の支援を行っています。僕は、週に一日、担当しています。
保育園に着くと、子どもたちが「こんにちは!」と大きな声で、迎えてくれます。加東市の子どもたちは本当に元気で素直な良い子たちです。

加東市福祉部子育て支援センターの担当である西浦さんや、ゼミの先輩の西村さんと情報を交換しながら、短い時間の中で、子どもたちの支援ポイントを見つけ出します。
この発達支援の中で、大切に思っていることは、子どもの気になる行動の原因は、「子どもだけにある」のではないということです。子どもを取り巻く状況や環境との関係が大きく、「環境の工夫、改善」で、その子の気になる行動は小さくできます。そうすることで、支援のポイントも明確にできるということです。
支援検討会議では、僕自身が、毎回勉強させてもらいます。hara_yasu2.JPG
保育士の先生方の、子どもに対する関わりの優しさ、細やかさに感心させられます。
一緒に担当しているゼミの先輩の西村さんからは、子どもの多様な見方や、理論に基づいた支援方法、そして保育士の先生に伝わる工夫を学ばせてもらいます。
統括コーディネーターの西浦さんは、僕たちが話した内容に、保育士の視点を加え「明日から行える具体的な支援」としてまとめ、保育園に伝えています。
支援検討会議が終わり保育園を出る頃、朝とは打って変わって園内は静まりかえっています。子どもたちはもうお昼寝の時間です。
子どもたちの無邪気な寝顔に見送られ、少し優しい気持ちになりながら、僕は車を走らせ、大学の講義に向かいます。

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