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教師力を磨き上げる2年間に・・・ 《森 敏之さん》

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森 敏之 さん

大学院学校教育研究科修士課程
教育内容・方法開発専攻
認識形成系教育コース
自然系教育分野(数学)

教師生活の中で嬉しかったことがあります。それはある男子生徒から「先生になるとしたら、先生みたいな先生になりたい」と言われたこと...。
今年の春、3年間持ち上がった生徒を送り出し、兵庫教育大学大学院へ入学してきました。日々の生徒指導に追われていた中学校での教師生活からすると、大学での学生生活は自分自身の為に使える時間が多く、色々なことを考えさせられます。8月には、昨年の教科における研究成果を、日数教(北九州大会)で発表し、多くの示唆をもらいました。

mori-toshi_2.jpg私の所属する國岡ゼミでは、数学教育についての研究を行っています。前期はP.M.van Hieleの論文「The Child's Thought and Geometry」を読みました。海外の論文を読む機会は、ほとんど無いので良い刺激になります。自分の研究テーマを絞るために、日本の論文も多く読みます。論文の中に出てくる用語の意味を一つ一つ捉えながら読むので、理解するのに時間がかかるときもあります。それらの先行研究をもとに自分の研究テーマを決め、ゼミを通して研究を進めていきます。また、全国数学教育学会、日本数学教育学会、近畿数学教育学会などの学会に参加をします。今後これらの学会で、自分の研究内容を発表することになります。
講義では、学部時代とは異なり、学びたいという意欲を高く持つことができ、勉強が楽しく感じられます。これも現場に即した講義内容や、先生方の丁寧な指導のおかげだと思います。また、授業以外でも、様々な世代の人たちと生活を共にすることで、色々な事を学ばせてもらっています。

私は教師として、子どもの人生で大切な中学時代を共に過ごし、子どもの心に伝えられる教師でありたいと思います。だからこそ、自分自身の教師力を磨き上げる為に、今日もゼミの準備に走り続けるのです。

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