【大学生活短信】『大学院で学ぶことで見えてくるもの』《松村 良一 さん》
![]() |
松村 良一 さん大学院学校教育研究科 専門職学位課程 |
公立小学校で勤務し、職場の仲間たちと算数科の研究に励んできました。しかし、
「今年の子たちもこの単元でつまずくのだろうな。」
「今の自分の教え方は本当にこれでいいのかな。」
「若手教員に的確なアドバイスができているのかな。」
と、年数や研究を重ねるにつれ、自分の指導に疑問を感じることが増えてきました。
そこで、算数科と改めてじっくり向き合うため、一念発起して大学院での研究をスタートさせました。初めは「現場を離れることで指導の感覚が鈍ってしまうのではないか」という漠然とした不安もありました。しかし、講義で学びを深めたり、学会に参加して視野を広げたりする中で、今では「貴重な2年間をスタートさせることができた」と実感しています。
専門的な学びは理解が難しいところもありますが、 同じコースの人たちだけでなく、他コースの人たちとも協力しながら楽しく学びを続けられています。これも、今後の教育に活かすことができる貴重な経験だと感じ ています。
現場を離れ、大学院で学ぶことではじめて見えてくるものがたくさんあるのだと思います。