大学における日常生活 《古瀬 弘訓さん》

私は、不登校の子どもなど社会的に不適応を起こしてしまっている人達に関心があり、臨床心理学を志しました。大学院では、中村ゼミに所属し日々研鑽を積んでいます。中村ゼミでは週１回のゼミによる発表、月１回の昼夜合同ゼミによる発表があります。ゼミ活動の中では、ゼミ生それぞれの研究テーマを深めるための有意義な議論が行われていたり、宿題のご褒美としてクルージングへ行ったりしています。勉強するときと遊ぶときのメリハリがありとても楽しくゼミを行えています。

一方、大学院での講義は、精神分析、行動分析、学校教育、特別支援、精神医学のそれぞれの知識を学ぶことができ、自らの視野を広げることができます。学んだ知識は、将来問題を抱えたクライエントの方々とかかわるとき、問題を深く、正確に理解するために役に立ちます。

また、現職の教員の方々と主に学ぶことができるため、実際の学校が抱える問題や現職の方ならではの子どもへ接する時のポイントなども知ることができます。

私が考える、兵庫教育大学大学院臨床心理学コースの特徴として、①勉強だけでなく息抜きもできる(＝ゼミの中がわき合い合い)、②専門分野の大学教員がいらっしゃり、③現職の教師の方々と共に学べる環境にあるということがあると思います。これらの環境が私の学びを大きく広げてくれています。