学校教育研究科とは

今日、教員には、教育者としての使命感と人間愛に支えられた広い教養、教育の理念・方法及び人間の成長や発達についての深い理解、教科に関する専門的学力、優れた教育技術や指導能力などの専門職としての高度な資質能力が求められています。

このような要請に応えて、本学学校教育研究科は、主として現職教員の学校教育に関する高度な研究・研鑽の機会を確保する大学院として設立されました。

この設置の趣旨に基づき、大学院学校教育研究科は、主として初等中等教育の実践にかかわる諸科学の総合的・専門的研究を通して、学校教育に関する理論と実践についての研究能力及び実践の場における教育研究の推進者となる能力を養い、初等中等教育教員としての高度の資質や力量の涵養を図ることを目的としています。特に、教育に携わる者の専門職としての研究・研鑽の熱意に応えるため、入学定員(３００人)の３分の２程度は初等中等教育における3年以上の教職経験を有する者をもって充てることとしています。

大学院学校教育研究科は、修士課程(2専攻)と専門職学位課程(1専攻)で構成しています。

修士課程では、学校教育に関する理論と実践についての研究能力を持ち、実践の場における教育の推進者となる教員を養成します。

専門職学位課程(教職大学院)では、学校現場における実践力や応用力などの高度な専門性を身に付けた指導的教員、学校づくりの有力な一員となり得る新人教員を養成します。